事業案内

有機物の処理とバイオソリッドで緑農地資材をリサイクル

主要業務

主に食品工場や下水浄化センターから発生するスラッジを強制送風堆肥型微生物醗酵し、有機性土壌改良材(有機質肥料)を生産します。
この処理方法には次のような特徴があります。

  1. 醗酵槽内において投入汚泥が有用微生物の繁殖作用により、高温アルカリ発酵するため、各種病原菌・植物種子・寄生虫卵が死滅します。
  2. 醗酵生成物は、悪臭・汚物感がない衛生的な比重0.8/tの取扱い容易な有機性土壌改良材が得られます。
  3. 投入汚泥の水分調整材は、醗酵生成物をリサイクルするため、外部からの添加物は必要がありません。

バイオソリッドコンポストの特色

「バイオソリッドコンポスト」は、高分子系凝集剤により脱水処理された高分子系下水汚泥(下水ケーキ)を主体として、堆積型強制通気により5回以上切返して高温発酵させ、放線菌等の微生物に富むバイオソリッドコンポストです。肥料効果のある土壌改良材として、土壌の生物性・理化学性の改良効果があります。

バイオソリッドコンポストの特色

  1. 熟度を高めるため、バイオソリッドコンポストの大量返送による水分調整と、外部より熱を加えずに堆積型強制通気により発酵させた製品です。水分調整材としてオガクズ等有機物を加えない無添加コンポストです。
  2. 土壌の理化学性改善効果
    • 土壌化学性の改善効果
      菌体肥料として、遅効的な窒素とりん酸の供給効果が望めます。
    • 土壌物理性の改善効果
      土壌微生物の活動による土壌の団粒化が望めます。
  3. 土壌生物性改善効果
    有機物(基質)を施すことによって生物活性が高まり、健康な土壌環境が望めます。造粒品は、有用微生物に配慮して成型用接着剤を用いず60℃以下で生成し、温風乾燥を避け自然乾燥を行っています。
  4. 製品形態・取り扱い性
    熟度を高めることにより、悪臭・べとつきがありません。含水率が低く、保存が容易です。粉体・粒状で、作業性が良好です。
  5. 安全性
    高温発酵させるために、病原菌・病虫害を含ます、重金属など環境汚染に対する安全性に配慮したものです。

昔の土は微生物が繁殖する条件が揃っていたので化学肥料もよく効き、病気も少なかったものです。しかし、現在の化学肥料や農薬にかたよった現在農業では地力は衰え、さまざまな病気が発生しています。有機性堆肥を使うことで微生物の働きにより、土に潤いを与え、作物に栄養を供給し、生育に著しい効果を与えます。元気な土壌づくりこそが、これからの農業のテーマです。

  • 良質の有機原料を昔ながらの方法で醗酵・熟成させた「有機性の堆肥」です。
  • 醗酵腐熟度が高く品質管理も万全なため、安心して施用できます。
  • 肥料中に有用微生物を多量に含んでいます。
  • 有用微生物の働きにより、肥料成分を作物が吸収しやすく分解するので肥料成分の有効作用が望め、作物の生育が向上します。
  • 微生物の働きは、団粒構造の促進など根圏の土壌環境を整えるので根張りがよくなり作物が健全化して、土壌病害の軽減に役立ちます。
  • 土壌消毒後の微生物補給に最適です。

コンポスト工場システムフロー

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